声の病気について
喉頭に何らかの異常が起こると息苦しさ、せき、飲み込みにくさ、痛みなどの症状がみられますが声がかすれる、声が出しにくいといった音声障害も大切な症状です。
たとえば、かぜをひいたときには、のどの痛み、せき、痰がでるといった症状がよくみられますが時に声が出なくなったり、声がかすれることもあります。また、最近で
はカラオケのあと急に声がかすれたり、高い声がでにくくなるといった症状を訴える人が増えています。
このページでは、あなたの気になる声の症状から考えられるのどの病気について解説します。
もちろん、専門医にかからねば問題の解決には至りませんが。
気になる症状がありましたらご覧ください
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生まれた時から声がおかしい
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2~5歳くらいから急に声がおかしくなった
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幼稚園から小学校低学年で活発だが声がかすれている
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思春期になっても声が高い、声がひっくり返る
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かぜをひいてから、あるいは突然声がでなくなった
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声をよく使うが、徐々にあるいは(カラオケのあと)突然声がおかしくなった
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たばこをよく吸うが、声がおかしい、だしにくい
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全身麻酔の手術後、胃カメラを受けた後声がおかしくなった
FAQ よくあるお問い合わせ
かぜをひいたあと声がでなくなりましたが、どうしたらいいですか?
発熱などのかぜ症状とともに、突然声が出なくなることがあります。これは急性喉頭炎といって、気道の炎症によって、分泌が低下し、声帯が乾いてしまうことにより、一時的な声がれとなるものです。多くの場合2-3日でよくなりますので、この間無理な発声をひかえて耳鼻咽喉科でかぜの治療を受けましょう。
たばこを吸うとのどによくないですか?
たばこの害はいろいろといわれていますが、喉頭に対する影響も大きなものがあります。まず、男性で長年たばこを吸っていて最近声がかすれるという人は、慢性喉頭炎や声帯白板症が疑われます。これらの病気は放っておくとガンに変わることもあるため早期に治療すべきです。女性の場合には1日20本、10-15年吸っていると次第に声が低くなり、声が出しにくくなってきます。これはポリープ様声帯という変化が起こっている可能性があります。